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ブルックリン

by 綾戸智恵

シアーシャ・ローナンとにかくえええ。この瞳、すごいよ。女の私でさえ、吸い込まれそうや。ビザンチウムという映画で可憐なバンパイヤをやった時からすごい目やとおもてたけど、彼女の魔法にかかってまいそうやった。でもこの映画では持ち前の瞳だけやなく演技力もええし、何しろキャスティング、はまりまくってる。他の女優さんやったらただの二股女に見えたかもしれん。当時のアイリッシュの女性がアメリカ、ブルックリンで人生を開拓していく決心や覚悟、そして愛されることから結婚へつながっていくという今とは違う時代背景が見事や。海を越え新天地へ向かうラストシーンは前進する姿にこちらまでヨッシャ!て気持ちになる。こらただの恋愛映画とちゃう。

入国はエリス島かな?飛行機より”来たああ!”感がある。そうそう恋人のトニー(エモリー・コーエン)もいい。エイリッリュ(シアーシャ・ローラン)と向かい合うシーンで身長がちっちゃいというのを狙ったのか、普通感がある。彼女命 !がよめる。入籍のシーン、なんか自分も重なってまいました。シティーホールで順番待ちして、とにかく自分たちだけやなくで前後で入籍をするカップルが”どうぞ~次の方、お待たせ!お先でーす”と笑顔やお姫様抱っこでドアから出てくるんよ。まぁ私のことは、置いといて。

姉の死がアイルランドに一時戻った理由やったのにすらっとブレザーの似合うジムに惹かれていくエイリッリュ、良い。これは彼の方がトニーより良いとかゆうことやなく、一人になった母や里心とでもいうか、人生の選択を揺るがしかねない何かや。けどアイルランドと自分、ブルックリンへ飛んだ想いなどに気づかされ、当時のアイルランドでのスタンスに再び気づきトニーの待つアメリカへ戻る。それが文頭に書いた「ラストシーンは前進する姿」。これや!トニーが水道工事の工具箱を兄に渡し道路を渡るシーンでは彼がこの日をどれだけ心待ちしていたかいや、どれだけ妻を愛しているかを表している。実にハマリ役や。アイルランドのジムには気の毒感が増す。こらしゃーないよ。映画を見る人の立場でいろいろやけど私は母親なんで娘から”実は結婚してる”と告白された時の「もう寝る」という言葉、いやー切なかった。精一杯の”分かったよ”という親心、でも行ってしまうんやという気持ち、、私にはここはきつかった。なんで、こんな想いさせたんかと、、、、、、、。

主人公エイリッリュだけやなくこの映画の登場人物にも人生の中色んな選択や決断や受け入れる寛容さ、それをアイルランドからの移民というステージで描写したこの映画、ええねぇ。時代は違えどいつの世も前進するための決断を迫られる。私は創造と解決が人生のモットーとおもてる。そうそうブルックリンにはほんま緑のクローバーサインのあるアイリッシュバーがあって昼早くからビールをチェイサーにスコッチ飲んでる人おったなぁ、一世達の心意気感じるねぇー。皆さん、くれぐれも注意してシアーシャのアップ見てや、引き込まれるであの瞳に。

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綾戸智恵
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