LOG IN

ポセイドン・アドベンチャー

by 綾戸智恵

ポセイドン・アドベンチャー」主演ジーン・ハックマン、といえば私はこれ。当時まだ中学か高校生やったなあ。最後、灼熱のドアノブにぶら下がり、ドアを締めたあと力尽きて炎の中へ。なんとショックやったことか。そしてそのシーンは事故でも殺人でもなく人を助けるためになにかが彼を動かした。俺が行かなあかんという使命感かなにか、いや、それはほんま今でも心打つよ。

監督:ロナルド・ニーム脚本:スターリング・シリファント、ウェンデル・メイズ製作:アーウィン・アレン出演者:ジーン・ハックマンアーネスト・ボーグナインレッド・バトンズキャロル・リンレイシェリー・ウィンタースロディ・マクドウォールステラ・スティーヴンスジャック・アルバートソンパメラ・スー・マーティンアーサー・オコンネルエリック・シーアレスリー・ニールセン音楽:ジョン・ウィリアムズ、アル・カシャ、ジョエル・ハーシュホーン主題歌:モーリン・マクガバン『The Morning After』撮影:ハロルド・E・スタイン編集:ハロルド・F・クレス配給:20世紀フォックス公開:アメリカ合衆国 1972年12月12日/日本 1973年3月17日製作国:アメリカ合衆国

初めて見た時から何十年も経ってつい最近また見ました。この映画には色んな立場の人が出てきます。助けられた人、助けた人、怒った人、泣いた人、笑った人、後悔した人、決めた人。My Wayという歌があるけど人それぞれのWay描いていると思います。例えばアーネスト・ボーグナイン演じるなんかエゲツないおっさん(実はニューヨーク市警の警部補、強面の刑事や)。彼は周りの人々から色々なことを学ぶ。彼を見てると子供だけやなく大人になっても人間は毎日が学びなんかなあとそんなことを思いました。シェリー・ウィンタース演じるオバハンは元水泳選手で年とった今は潜水できるの?といわれそうなほど太ってるけど、17歳の時には大会のチャンピオンになった。そんだから「私は潜水うまいからまかしときー」といって、、、。そして役目を果たしてその後息を引き取る。周りの人たちが心から涙し、感謝、天国へフリーパス。その中生き残った人たちは命の尊さとなぜ今自分がそこにいるのかを考える。人は何かできることを見つけたり伸ばしたり見つけてもらったり。彼女は水泳チャンピオンになるだけでなくなんとその泳ぎで人を救えた。

これはただの船の遭難事故映画やないで。絶対沈みませんというキャッチフレーズで売り出したポセイドン号は氷山にあたりあっけなく180°ひっくり返ってしまう。今の時代もよくきく想定外。世の中絶対ということはない。でもその中で人は助け、助けられ共に生きる。けど生まれればいつか死ぬ。だからこそ大切なのはその生き様なんやということを豪華客船という題材を使って表してくれた映画やと思う。

「ポセイドン・アドベンチャー」は1972年の映画やけど今コレを見ると当時には感じられなかったことを感じ、また違った新しい見方をしてしまう。映画は作ったら中身は変わらへんけど私達がその映画を見る感情・感想は日々変わる。変わらないはずの映画なのに私達に合わせて日々生まれ変わる。そこがやっぱり映画は素晴らしいと思います。時代遅れの映画なって無いんとちゃうかなあ。人がおる限り。
P.S. 映画の中の「The Morning After」という曲もええよ!!

今週の私。レコーディング中や!!頑張ってます。



綾戸智恵
OTHER SNAPS